This living hand, now warm and capable
Of earnest grasping, would, if it were cold
And in the icy silence of the tomb,
So haunt thy days and chill thy dreaming nights
That thou wouldst wish thine own heart dry of blood
So in my veins red life might stream again,
And thou be conscience-calm’d—see here it is—
I hold it towards you.
(This poetry by 19th-century England Romanticism poet John Keats.)
ちょっとした可能性の灯火と運命との約束
そう、単語や代名詞によって〈想像〉される社会的人間の姿があるなら
それは観念と呼べるだろう
また、人生の教養的ロマンを主眼とした精神の超克という主題と
未熟さによる偏見の助長ということは、人間が狭小化した現在においては珍しい現象ではない
〈家〉は確かに過ごしやすい
だがそこに可能性はないのだ
「永久に私は生き続けられるだろう」
そういう確信はあっても
〈学校〉、そうその場では偽りの自分を生きてきた
しかしさて、「ここから離れたくない」と考えるその〈由〉は?
私は感傷を引き伸ばすことは出来るだけしたくなく
その時間を使って〈地球〉について考えたいと思うのだが
地球上の人々は退屈な日々で感傷を求めている
彼らに気に入られようと思って感傷を産み出すことは感傷に吸い込まれてしまうということ
こう言ってしまうと羞恥の間はまぬかれないのだが
この〈自由な場〉で己と向き合っているときが一番希望を感じる
現実世界は巨大すぎて、複雑すぎるのだ
生きるために私――いや誰も彼も――は仮面を被る
〈社会〉という概念(コンセプト)が誕生してからの
〈地球〉上のあらゆる物語の中で〈仮面〉を扱う回数が非常に高いのは
こういった事情がある
様々なことを、『決壊』の北崎友哉みたいにOpenOffice Writerに打ち込んでゆく
本当は、『様々』なんていうほど雑多なことを書きたいわけではないから、
実際は観念的なこと、小説的なことをたくさん書いている
しかしそれも、この〈自由な場〉での文章とは希望の度合いが違う感触がある
〈閲覧者〉の人らの読解能力にかかっているとはいえ
そこには明確な〈理解〉への懸け橋が在るように思う
私たちは〈家〉を失った場合、すぐさま死に至る危険性が浮上する
『死に至る病』『存在と時間』などでも主要な主題として触れられているとおり
〈死に至る存在(ザイン・ツム・トーデ)〉であることを銘々に哲学的に自覚するのは
悪いことではないはずなのだ
しかしそれが、経済主体の私たちの危機、ということになれば
私たちは別な仮面を使ってこの〈実感的危機〉を考えざるを得ない
哲学的な語を使えば、これこそが〈実存的課題〉とも表現できる
単純にいってしまえば金の問題、人間関係の問題、ボーダーなき競争という三つが
現代人の懊悩の類型的なスタイルである
精神の悩みはないのだ
そもそもそれが成立する〈社会状況〉がない
精神について悩みたくないのなら
リースマンやオルテガ・イ・ガセットが着目した〈群衆〉に埋没してしまうか
〈社会〉から徹底的に離れてみればいい
どちらも簡単なことであり、けっして誰も不可能ではない
そして誰もがしていることだ
しかし、〈私たち〉はそれをしないのだ
感傷や同情だけでは〈地球〉を救えぬことを身をもって知っている
〈時代精神〉が、相互的に補完し合い影響を与え合うひとつの秩序とするなら
〈評論者〉は当然〈群集〉や〈社会的に離れること〉を遠ざけては語れない
言葉が浮遊している情況
誰も、彼の〈宇宙論〉なんて聞きたくない
そうやってこれ見よがしに耳を塞ぐような時代だぜ
どこに希望があるのか?
それを知る人は
すでにこの同じ〈地球〉の中にはいない
〈家〉、〈学校〉、〈社会的状況〉……
本や小説や詩集を読むこと
巻や全集や刺繡を編むこと
環や慣習や広場を形作ること
「どこに〈意味〉を見出すか」
その不毛な問いより
「生活と会話においてどこに自由と希望があるのか」
この問いを広めよう
少なくとも〈地球〉の上で一人、私は決意した
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2009/05/22
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